リクガメの憂鬱
2010/10/09(Sat)
バーリン・クリンケンボルグ著、仁木めぐみ訳
2008.8.30 草思社刊

かめ目線でみた人々の生活をユーモアを交え書かれています。

101008かめ本80

そんな中からいくつか。

「あれは逃亡だったのかな?あのとき私は八十一歳だった。もう歳だし、動きがのろいから、逃亡なんてできないだろう、人間たちはそう考えていたはずだ。自分たちは歳とともに動きが鈍くなるから。」

「人間とはそういうものだ。すばやい動きには気づくのに、のろいものにはまるきり注意を払わない。私は彼らの注意力の盲点なのだ。彼らは現実と呼んでいるものには気づくけれど、その現実とやらは、しょせん穴だらけの塀か、あちこち裂けている網のようなものだ。私は彼らの横をゆっくりと通り過ぎた。だから人々は気づかなかったのだ。」

「人間は尊大で、世界は自分たちがしきっていると思い込んでいるから、幸せでいられるのだ。」

「彼らの生き方の性急さには驚いてしまう。そんなにも長い人生をそんなにも速いスピードで生きていることも、そしてもっとゆっくり生きた場合と同じくらいのものしか得ていないことも、とても不思議だ。」

「自分たち独自の生活習慣は、より楽な道なのだ。」


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