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2011.01.11 (Tue)

日光と枯草

尾崎喜八著、1977年発行、(株)スキージャーナル

100629本 (8)80

1974年に亡くなった尾崎喜八の遺稿を串田孫一が編集した散文集です。
尾崎喜八さんの穏やかな文体で山の思い出、山のことなどが綴られています。
時間が空いたときに思わず手に取り、一つ二つ読みたくなります。
いいなぁ、こんな文章が書けたら。

こんな言葉に惹かれました。

「…私は自分の本心を山にこそ預けてあるような気がする。それも孤立した山ではなくて峰から峰へと続いている連山、そこに自由と真実とが高峻に生き、そこで私の精神が鍛えられ心が清められ養われるところ。」

「山へは気の合った友だちと連れだって行くもいいが、独りの味を覚えると、どうも単独行のほうが善いような気がしてくる。」

「私は美しい遭遇を愛する。天から与えられた遭遇であればよし、さもなければ自分の方から求めて行く。だから私の道は必然に迂回の経路をとる。」

「ポール・ヴァレリーのいう『自分自身であることの権利と、それを家族の者から容認してもらえる確信と、そこでも休息と、心を落ち着けてくれるあたたさとを常に見出す家庭』というもの。」

「それに私は少しぐらい不満なところでも満足を見出し、あまり美しくない世からでも美を造り出すことのできる詩人の一人だ。」


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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

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