5月下旬、宮城県の船形山をめざしました。
登山口は最短の大滝キャンプ場。
ただし、20kmにも及ぶ長いダートの林道がありました。
まだ林道に残雪があり。大滝キャンプ場まで車が入れません。
早朝、手前において歩き出します。

まだコブシが満開、霧に霞みます。

やがて、船形山のゆったりした姿が見えてきました。
残雪が多くあります。

ブナの新緑が美しい。

最後、残雪を踏んで稜線に出、
わずかに登ったところが頂上です。
頂上は広く、一角に立派な避難小屋が建っています。

蛇ヶ岳への稜線を少し進んで振り返ると頂上が一望できます。

蛇ヶ岳付近から望む船形山(中央)。

三峰山への登り途中から振り返って、
手前に蛇ヶ岳辺り、奥に船形山が見えます。
ずいぶんと歩いてきました。

三峰山頂上。

蛇ヶ岳の手前まで戻り、瓶岩方面へ下りました。
すぐに雪渓のトラバース、
続いて雪渓を下ります。
下を水が流れているのがわかり、注意深く、トラバース気味に下ります。

最後は瓶石沢の渡渉。
もう少し水が多かったら濡れていたでしょうし、
だいいち渡れなかったかも知れません。
けっこう怖かった。
だけど…
今回の山行のハイライト、または労苦はこれからだったのです。
車に戻り、着替えを済ませ、やれやれと言うことで走り出すと、
何やら警告灯が点灯しています。
何だ!何だ?と見ますと、冷却水が足りないとのこと。
ボンネットを開けてみると少なくとも見えるところは空からカラ…。
慌てて沢水をペットボトルで汲み、補給します。
で、警告灯が消えてやれやれと思いましたが、またすぐに点灯。
携帯の通じるところまで延々30km近く下り、
デューラーに処置を聞くと、
結局のところ水を補給し、近くのデューラーに行けとのこと。
最寄りのコンビニでお水をもらいあふれるほどに補給し、
なおミネラルウォーターを買い、
数十km先のデューラーをめざします。
仙台市内。
結局、ラジエーターにヒビが入っていて漏れているのとこと。
昨夜のダートで何度か腹を擦ったのでそのときにやったのでしょう。
一晩で冷却水がすっかりなくなっていたようです。
この日、下山後雨だったからここまで来れたのでしょう。
車をおいていくか、下道をゆっくり帰るかどちらかだと言われ、
おいていくわけにもいかないので、4号線をひたすら南下してきました。
長かったぁ。
8時間。
その後、愛車の長い闘病生活が始まりました。
もう元気だけどね。
ダートはていねいに走りましょう!
って、この山行の教訓でした。
コースタイム
10.05.23
大滝キャンプ場下04:30 → 04:40大滝キャンプ場 → 途中20分朝食
→ 06:30稜線 → 06:35船形山(1500.2m) → 07:40蛇ヶ岳(1400m)07:55
→ 08:20三峰山(1417.6m)08:30 → 08:55瓶石沢コース分岐 →
09:15瓶石分岐 → 09:40三光の宮分岐 → 10:20大滝キャンプ場下
→→ 14:00仙台のデューラー16:00 →→ 24:00帰宅
ふぅ~
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